うつ病の症状・治療
うつ病は、慢性的に気分に憂鬱になったり、何事に対してもやる気が出ない状態が長期間続く病気です。
精神症状、身体症状
ぼーっとすることが多くなり、口数が少なくなります。 外へ出ることや、人に会うことが億劫になります。その他、眠れない、食欲がなくなる、集中力低下、運動神経、記憶力、自尊心の低下などがみられることがあります。 疲れやすさ、口渇、頭痛、手足の震え、動悸、息切れ、生理不順などの体の症状が見られることも多いです。
料理の献立が思い浮かばない、仕事の段取りが悪くなるなど、普段何気なく普通にできていることができなくなったりします。本や新聞を読む気がしない、読んでも頭に入ってこない、テレビやラジオが鬱陶しく感じることもあります。
治療について
当院では、まずは症状や生活背景をよくお聞きして、それぞれの方にあった治療をご提案して、患者様とよく相談の上で治療を選択します。
薬剤の使用については、アレルギーの有無や既往歴などをお聞きして、それぞれの患者様にあった適切な薬剤を十分に見極めて慎重に開始します。薬剤開始後は、その服用感もお聞きしながら、こまめに調整をして、それぞれの患者様に最も合った量を調整していきます。その際にもっとも重要なことは、患者様とのコミュニケーションと信頼関係であると考えております。
薬剤はできれば少ないに越したことはありません。また薬剤だけでは、改善していかない症状があることも事実です。心理検査やカウンセリング等も併用して、個々の患者様に最も良い方法を検討して症状の改善に努めます。